Honey Hills スタッフBlog

こんにちは
Honey Hills 神戸本店店長の藤田です

待望のエントリーモデル「サラ」が入荷いたしまして、店頭の商品を日々眺めてお手入れしているのですが、やっぱりシボ革っていいなーと改めて感じます
自然とできた皺だから同じものが二つとない表情を持つところだとか、くったりした柔らかい質感ともっちりした触り心地だとか、ちょっと上品な感じが個人的に好みです

当店取扱商品でこのシボ革の商品といえばアルコ・シュリンクで作られた傑作ショルダートートバッグ「エマ」があります。
￥78,000+tax
こちらも「サラ」と同じく鞄職人椎名賢氏の製作です。
世界的に有名なイタリアの「バッグ・皮革小物見本市 ミペル」で入賞された椎名氏の作品に初めて触れたのがこの「エマ」でした。椎名氏の上品で優しい表情を持ちながらも精密な作風は、「エマ」の“中性的かつエイジレス”というテーマにぴったりマッチして、アルコ・シュリンクの魅力がとてもよく伝わる逸品に仕上がっております。

中性的というコンセプトを象徴する、日本経年変化協会会長さん考案のインナーベルトのギミック（鞄が変形します）に目が行きがちなのですが、けっしてトリッキーなだけの鞄ではありません
●インナーに２つ儲けられたポケット
●丈夫な布張りのインナー
●あえて布テープを採用したショルダーベルト（革のベルトは長期的使用で伸びたり変形したりする）
●芯を入れていないのにねじれも変形もない、厚い革をしっかり丁寧に縫い上げたハンドル
●一箇所の漏れもなくきっちり磨き揃えられたコバ、等々・・・
本当に満足して一生使い込んで頂けるだけの実用的仕様と耐久性を実現しております

こちらの「エマ」、当店の人気商品でして、この鞄の素晴らしさをもっと皆さんと共有したいなーと日々店頭でご紹介しておるのですが、なんと・・・会長さんは「同じものはつくらない」ことにしたそうで・・・

今のカラーと仕上げでの「エマ」は店頭在庫限りということになってしまいました
バージョン違いの「エマ」の構想はもうすでに始動しているそうなのでこちらもとても楽しみですが、今のシュリンクの５色はこれで終わりか・・・と思うと寂しい気持ちになります

まあ、こういうその時限りの一期一会というのも所有欲を満たしてくれるスパイスとして悪くはないですけどね

売り切れてしまえばもうこの先目にすることはない2014年バージョンの「エマ」に一度会いに来ませんか？
何でも初版というのは貴重ですから、この傑作の「伝説の始まり」を手にする最後のチャンスかもしれませんよ

本日はコレにて