2014年10月22日
ヴィンテージ製法を考慮したアルコタンニンレザー(アルコヴィンテージ)
おはようございます
。
Honey Hills神戸本店の新人スタッフです
。
昨日のブログを読んで頂いてありがとうございます。
Honey Hills神戸本店の新人スタッフは日々ブログを更新していくのもお仕事の1つらしいので、皆様の応援をよろしくお願いいたします。
今日も姫路レザー有限会社のオリジナル皮革素材であるアルコタンニンレザーや商品の企画プロデュースを手がけておられる日本経年変化協会の会長さんに質問したことなどを織り交ぜつつブログを綴って参ります
。
ヴィンテージ製法を考慮したラインナップがアルコヴィンテージ
当社姫路レザー有限会社のオリジナル皮革素材であるアルコタンニンレザーはご存知の通り、脱クロム製法と言われるクロム鞣し革とタンニン鞣し革の長所を兼ね備えたオリジナル皮革素材です
。鞣し方は同じでも仕上げを変えることによって現在、3つのラインナップが存在します。
・アルコベーシック
・アルコモイスト
・アルコヴィンテージ
現在3つのラインナップで取り揃えております
。
新人の私には素朴な疑問。
「アルコヴィンテージって名前から想像がつかないのですが、どんな皮革なんですか??」
社長や上司に質問すると、
「プロデュースしてる日本経年変化協会の会長さんに直接質問してごらん。」
との事
。面倒臭がる会長さんを捕まえて質問タ~イム(笑)。

”茶芯”と呼ばれる経年変化を想定した1930年~1950年代のヴィンテージをモチーフにした仕上げ
「あんた質問多すぎ。」
と言われましたが、会長さんが説明してくれました。
アルコヴィンテージと呼ばれるこちらのアルコタンニンレザーは、脱クロム製法で精製した後、焦げ茶に染め上げてから皮革の吟面をピグメント仕上げと呼ばれる顔料を吹き付けた皮革です。顔料により、吟面にしっかりとした塗膜が形成されるため、均質でバリエーションに富んだ着色ができ、傷や色むらなどもカバーでき、丈夫で手入れが簡単な、最も実用的な皮革です。長く使うと塗膜が剥がれ下地の茶色が出てくる経年変化が発生し、愛好家からは”茶芯”と呼ばれています
。この手法は1930年代~1950年代のヴィンテージの革製品に多く見られたそうです。
「当時は馬革が主流だったので、傷が多いから、顔料で化粧して傷を隠してたんやろね。アルコヴィンテージもBクラスの程度の良い原皮を採用してるしね。」
と会長。余談ですが、会長は以前他社の企画プロデュースで染色だけで茶芯を実践したことがあるそうですが、他社さんのレシピだそうで、今回はオーソドックスの昔ながらピグメント仕上げでヴィンテージ・レザーを復刻したそうです。とは言っても今回は原皮が馬革ではなく、牛革であること。鞣しが脱クロム製法で鞣されているので、強度質感は圧倒的にヴィンテージの皮革素材より改善されています。

なんと言ってもアルコヴィンテージの最大の特徴はブラックもエンジもオフホワイト(写真撮り忘れました
)も発色が凄く良いんです。発色の良さが顔料着色の特徴でもあります。他のアルコタンニンレザーはデシ単価は100円/dsですが、アルコヴィンテージに関してはデシ単価が80円/dsと少しお買い得価格になっています。これは何故?と質問すると会長さん。
「知らんがな。革の販売は一切ノータッチやし。、ピグメント仕上げは工程が少し少ないから、その分安くしてるんやろ?埴岡社長は商売が正直過ぎるからねぇ。適正価格にやたらこだわるし(笑)。」
価格均一にすれば利益が出るそうですが、当社姫路レザー有限会社の代表が原価計算から算出した適正価格だそうです。
でもカラー展開がエンジとオフホワイトってマニアックな感じがしますが、どうしてこのカラー展開なんですか??
「ガムアママの本田さんが欲しがったから作った。そんだけ。」
本田さんと言えば、当店の鞄や財布を製作してくれている職人さんの一人です。
「拘りの強い職人さんが好むんやろぉ~なぁ~。茶芯の背景知ってるのはモノが好きな人やしね。」
確かに
。
こちらのアルコヴィンテージ。確かに人気で定期的に販売させて頂いておりますが、個人の工房やアトリエさんが多いです
。
こだわりのモノ造りをされる職人さんが好むレザー。素敵です
。
当店のR-18アイテムはアルコヴィンテージ採用の別注仕様でした~。
「会長、店内のアイテムにはどの商品にアルコヴィンテージが使われているんですか?」
出来上がったのはつい最近の話だからまだ商品になっていないのかなぁ~??
と思いきや、こちらでした。

R-18ロングワレット:¥74,000+tax
マテリアル :栃木レザー+アルコタンニンレザー(アルコヴィンテージ)
企画 :日本経年変化協会 & 協和チャック工業株式会社
製作 :Guml-A-Mama Leathers代表 本田宏治
ブラス製作 :38 Silver Works代表 宮達朗
販売 :Honey Hills神戸本店
当店では、日本経年変化協会直営ブランドR-18を取り扱っておりますが、財布やステーショナリーのインナーパーツは全てアルコヴィンテージを採用した別注モデルになっていました
。確かにArco Craftsブランド刻印がありました。勿論、ショートのビルフォードもインナーパーツはアルコヴィンテージに仕様変更された別注モデル
。

R-18ビルフォード :¥71,400+tax
マテリアル :栃木レザー+アルコタンニンレザー(アルコヴィンテージ)
企画 :日本経年変化協会 & 協和チャック工業株式会社
製作 :Guml-A-Mama Leathers代表 本田宏治
ブラス製作 :38 Silver Works代表 宮達朗
販売 :Honey Hills神戸本店
ビルフォードの場合、インナーパーツがかなり作りこまれていますので、改めて素材の良さが分かりやすくなっています。

R-18ステーショナリー :¥71,400+tax
マテリアル :栃木レザー+アルコタンニンレザー(アルコヴィンテージ)
企画 :日本経年変化協会 & 協和チャック工業株式会社
製作 :Guml-A-Mama Leathers代表 本田宏治
ブラス製作 :38 Silver Works代表 宮達朗
販売 :Honey Hills神戸本店
こちらは、ステーショナリー。ルーズリーフの6穴式になっています。
これは国産皮革の2大産地の栃木と姫路のコラボモデルといえるではないですか
。
素材とアイテムを取り扱っているHoney Hills神戸本店へ是非ご来店して頂いてこだわり抜いた素材とアイテムを実際に見比べて頂きたいと思います。
Honey Hills 公式HP
Honey Hills 通販HP
TEL 079-299-3888
営業時間 AM9:30~PM5:30
定休日 土日祝日![]()

Honey Hills神戸本店の新人スタッフです

昨日のブログを読んで頂いてありがとうございます。
Honey Hills神戸本店の新人スタッフは日々ブログを更新していくのもお仕事の1つらしいので、皆様の応援をよろしくお願いいたします。
今日も姫路レザー有限会社のオリジナル皮革素材であるアルコタンニンレザーや商品の企画プロデュースを手がけておられる日本経年変化協会の会長さんに質問したことなどを織り交ぜつつブログを綴って参ります

ヴィンテージ製法を考慮したラインナップがアルコヴィンテージ
当社姫路レザー有限会社のオリジナル皮革素材であるアルコタンニンレザーはご存知の通り、脱クロム製法と言われるクロム鞣し革とタンニン鞣し革の長所を兼ね備えたオリジナル皮革素材です

・アルコベーシック
・アルコモイスト
・アルコヴィンテージ
現在3つのラインナップで取り揃えております

新人の私には素朴な疑問。
「アルコヴィンテージって名前から想像がつかないのですが、どんな皮革なんですか??」
社長や上司に質問すると、
「プロデュースしてる日本経年変化協会の会長さんに直接質問してごらん。」
との事

”茶芯”と呼ばれる経年変化を想定した1930年~1950年代のヴィンテージをモチーフにした仕上げ
「あんた質問多すぎ。」
と言われましたが、会長さんが説明してくれました。
アルコヴィンテージと呼ばれるこちらのアルコタンニンレザーは、脱クロム製法で精製した後、焦げ茶に染め上げてから皮革の吟面をピグメント仕上げと呼ばれる顔料を吹き付けた皮革です。顔料により、吟面にしっかりとした塗膜が形成されるため、均質でバリエーションに富んだ着色ができ、傷や色むらなどもカバーでき、丈夫で手入れが簡単な、最も実用的な皮革です。長く使うと塗膜が剥がれ下地の茶色が出てくる経年変化が発生し、愛好家からは”茶芯”と呼ばれています

「当時は馬革が主流だったので、傷が多いから、顔料で化粧して傷を隠してたんやろね。アルコヴィンテージもBクラスの程度の良い原皮を採用してるしね。」
と会長。余談ですが、会長は以前他社の企画プロデュースで染色だけで茶芯を実践したことがあるそうですが、他社さんのレシピだそうで、今回はオーソドックスの昔ながらピグメント仕上げでヴィンテージ・レザーを復刻したそうです。とは言っても今回は原皮が馬革ではなく、牛革であること。鞣しが脱クロム製法で鞣されているので、強度質感は圧倒的にヴィンテージの皮革素材より改善されています。

「知らんがな。革の販売は一切ノータッチやし。、ピグメント仕上げは工程が少し少ないから、その分安くしてるんやろ?埴岡社長は商売が正直過ぎるからねぇ。適正価格にやたらこだわるし(笑)。」
価格均一にすれば利益が出るそうですが、当社姫路レザー有限会社の代表が原価計算から算出した適正価格だそうです。
でもカラー展開がエンジとオフホワイトってマニアックな感じがしますが、どうしてこのカラー展開なんですか??
「ガムアママの本田さんが欲しがったから作った。そんだけ。」
本田さんと言えば、当店の鞄や財布を製作してくれている職人さんの一人です。
「拘りの強い職人さんが好むんやろぉ~なぁ~。茶芯の背景知ってるのはモノが好きな人やしね。」
確かに

こちらのアルコヴィンテージ。確かに人気で定期的に販売させて頂いておりますが、個人の工房やアトリエさんが多いです

こだわりのモノ造りをされる職人さんが好むレザー。素敵です

当店のR-18アイテムはアルコヴィンテージ採用の別注仕様でした~。
「会長、店内のアイテムにはどの商品にアルコヴィンテージが使われているんですか?」
出来上がったのはつい最近の話だからまだ商品になっていないのかなぁ~??
と思いきや、こちらでした。

マテリアル :栃木レザー+アルコタンニンレザー(アルコヴィンテージ)
企画 :日本経年変化協会 & 協和チャック工業株式会社
製作 :Guml-A-Mama Leathers代表 本田宏治
ブラス製作 :38 Silver Works代表 宮達朗
販売 :Honey Hills神戸本店
当店では、日本経年変化協会直営ブランドR-18を取り扱っておりますが、財布やステーショナリーのインナーパーツは全てアルコヴィンテージを採用した別注モデルになっていました



マテリアル :栃木レザー+アルコタンニンレザー(アルコヴィンテージ)
企画 :日本経年変化協会 & 協和チャック工業株式会社
製作 :Guml-A-Mama Leathers代表 本田宏治
ブラス製作 :38 Silver Works代表 宮達朗
販売 :Honey Hills神戸本店
ビルフォードの場合、インナーパーツがかなり作りこまれていますので、改めて素材の良さが分かりやすくなっています。

マテリアル :栃木レザー+アルコタンニンレザー(アルコヴィンテージ)
企画 :日本経年変化協会 & 協和チャック工業株式会社
製作 :Guml-A-Mama Leathers代表 本田宏治
ブラス製作 :38 Silver Works代表 宮達朗
販売 :Honey Hills神戸本店
こちらは、ステーショナリー。ルーズリーフの6穴式になっています。
これは国産皮革の2大産地の栃木と姫路のコラボモデルといえるではないですか

素材とアイテムを取り扱っているHoney Hills神戸本店へ是非ご来店して頂いてこだわり抜いた素材とアイテムを実際に見比べて頂きたいと思います。
Honey Hills 神戸本店の営業は終了しました。
引き続き下記のHPにて販売を行っていますので宜しくお願いします。
Honey Hills 公式HP
Honey Hills 通販HP
TEL 079-299-3888
営業時間 AM9:30~PM5:30
定休日 土日祝日
タグ :Honey Hills神戸本店姫路レザー有限会社日本経年変化協会アルコタンニンレザーアルコヴィンテージgum-a-mama leathers38 Silver Worksピグメント仕上げヌメ革経年変化